いきなりうまく行く

開業当初は、師匠に3年は飯が食えねえぞ!っといわれたのを覚えています。その意味は患者さんが付くまでは安定しないという意味です。

現に僕の周りでも仲間が開院するも、早くも廃院、院をやめてしまったり、せっかく学校を卒業したのにその道に進まない学生が多かったのにはびっくりしました。

しかし、僕が開院した院は予想とは裏腹に、開院当初から大繁盛してしまったんです。開院当初から月に300人近くの患者様に来ていただく院になっていたのです。そんな僕は思わず天狗になりかけていたんです・・・。

天狗になりかける

今だから言えますけど、患者さんが来たら、「今月の院の売り上げはいくらいくらになるな!よっし!」などとお金の計算ばっかりしていたんです。そんな自分がすごく嫌で嫌で仕方なかったんです。もしこのままいったら、絶対にダメになるって思い、本気で滝に打たれに行こうと身を清める場所を探していたくらいです。その時に患者様に教えていただいた神社へ行って身を清めていただきました。それからは本当の意味で患者様の役に立てる施術家になろうって決めるんです。

試練

そして、開院してから1年たたずに僕の両親と妹がある事件に巻き込まれる形で3人とも亡くなりました。

一瞬にして、人が3人もいなくなる経験をした僕はまたそこで人生について、人間について深く深く考えるようになったんです。

なぜ人は生まれるのか?なぜ人は生きるのか?何のために人は生きているのか?永遠と考えました。しかしいつまでたってもその答えは出なかったんです。

それは僕の考えそのもの自体が小さかったからです。いろいろ勉強して、考えて、体で感じて、見えない力があることも学び・・・で、わかったんです。人は生かされているって。

人間である間にやらなければいけないことがあることに気づいたのです。それがわかった時に僕の心の器も広がり、本当の意味で人と関わることの大切さも理解できたし、あらゆる面で僕の両親と妹がなくなったことで、僕自身が一回りも二回りも成長できたことに気づいたんです。

患者様とのかかわりの変化

ちょうどその時に、いくら施術しても治らない患者様にかかわることが多くなっていたんです。こちらがいくら手をかけても、治らない患者様が増えていったのです。

そして、また、考えるんですね。僕はやっぱりこの仕事向いてないのかな・・・・?て。治したいのに治せない患者様がいる。治したいのに治せない自分がいる。これは本当に辛かったです。

でも、両親と妹の死と真正面から向き合ったことで、僕自身の精神の向上があったためなのか、その治せない患者様も自然に減っていきました。

なぜかというと、僕の患者様に対する考え方が確実に変わっていったからなんです。今までは治してあげたい気持ち一筋でした。でもそれだけではだめなんですね。そこに必要なことがあることに気づくんです。それは、患者様自身も、自分で治すんだって思ってもらう強い精神力、考え方、マインドを身に付けなくてはいけないってことです

カイロプラクティックができること

患者様も強くならなくてはいけないんです。その内なる強さを引き出してあげることも、僕たちカイロプラクターがやらなくてはいけない仕事の一つなんです。いやむしろ、これがすべてだと思います。患者様は治してもらいに来ます。治してくださいと言います。でも実は違うんです。自分で症状を治すためにカイロプラクティックを利用して、自分の治す力を引き出すが正解です。それができれば再発も防止できますし、その患者様自身にとっても、高品質なライフスタイルを送ることができるんです。

これらの本質がわかった時に僕の施術方法も大きく変わりましたし、患者様とのかかわりも大きく変わりました。よりその人の「本質」を診て差し上げることができるようになったんです。

腰痛や、肩こり、頭痛の裏にも、その人が抱える本当の悩みがあることもあるんです。僕はそんな方たちの「真」の本当に大切なことを診て差し上げられるようになったと思います。これからもこの方針は変わりません。

 

みつばカイロプラクティックの施術方針

当院みつばカイロプラクティックは、体の不調者様が健康を取り戻し心身両面から健康を回復する場所です!

いつも心に思っていることは「安心できる院内、効果的で納得する施術、わかりやすい症状の説明」です。

僕たちカイロプラクターは医者ではありません。診察も診療もできません。病名を付けることもできません。

「僕たちができることは背骨の歪みを取り、神経の流れを整えて人間がもともと備えている自然治癒力を上げることです。」

 

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